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年収数億円の先生に、ご馳走してもらわなかった理由

※2026年10月24日配信のメルマガをもとに記事用に整えました。内容は配信時点のものです。

起業1年目の頃、年収数億円の先生と一緒に食事をする機会がありました。まだお金の心配をしていた私ですが、自分の食事代は自分で払いました。確か1万5000円くらいだったと思います。なぜ、そうしたのか。私がその時間に感じていた価値と、人から受ける影響についてお話しします。

言葉と思考を変えるために、付き合う人を意識する

自分の考え方や使う言葉を変えるには、どうすればいいのでしょうか。結論から言うと、「付き合う人を変えてみる」です。そのヒントになるのが、前回の記事でも少し触れた、「ミラーニューロン」というものです。聞いたことありますか?1990年代にイタリアのパルマ大学で研究され、1996年にも論文が発表された神経細胞の話です。

別名「ものまね細胞」とも呼ばれています。例えば、誰かが物をつかむ動作をしているのを見ているだけなのに、自分が同じような動作をするときに働く神経細胞が反応する。そんな現象が見つかったんですね。ミラーというのは鏡です。

鏡に映したように、他人の行動が自分の中にも反映される。面白いですよね。もちろん、これだけで人間の性格や年収まで決まるという話ではありません。ただ私は、人間って自分で思っている以上に、周りの人から影響を受けていると感じています。

例えば、「いつも一緒にいる5人の平均年収が自分の年収になる」という言葉を聞いたことありませんか?もちろん、実際に5人の年収を足して5で割った金額になるわけではありません(笑)でも、言いたいことはなんとなくわかりませんか?

日常会話の中で、自分の「当たり前」が変わる

例えば、あなたの周りにいる人たちが、みんな年収数千万円以上だったとします。普段どんな会話をしていると思いますか?新しいビジネスの話。投資の話。旅行の話。趣味の話。新しいチャレンジの話。もちろん人によるでしょうけど、そういう人たちと一緒にいたら、今まで自分が知らなかった世界の話が普通に出てきそうですよね。

「そんなビジネスがあるんだ!」「そうやって売上を作るのか!」「そんな方法があったのか!」なんてことが、日常会話の中に出てくるわけです。そりゃ刺激になりますよね。それまで自分には無理だと思っていたことも、「あれ?俺にもできるかもしれない」と思うようになるかもしれません。

しかも、わからないことがあれば、直接聞くことだってできます。これって、ものすごく価値があると思うんです。逆もあります。いつも不満ばかり言っている人と一緒にいたらどうでしょうか?「どうせ無理だよ」「そんなことやっても意味ないよ」「世の中そんなに甘くないよ」そんな言葉ばかり耳にしていたら、せっかく何かにチャレンジしようと思っても、だんだんその気持ちが薄れてしまうかもしれません。

つまり、周りの人から受ける影響は、プラスにもマイナスにもなるんですね。

起業1年目、先を行く人との距離を感じた

私はこのことをかなり前から意識していました。実際、起業したばかりの頃は、自分よりはるかに成功している人たちと積極的に会うようにしていました。60万円とか200万円もするセミナーに参加したこともあります。

もちろん知識を学ぶためでもありますが、そこに集まっている人たちと接することにも価値を感じていたんです。ただ、最初はちょっと苦い経験もしました。起業1年目の私と、すでに大きな成功を収めている経営者。当然ですが、ビジネスの実績も経験も全然違います。

そんな人たちと話そうとしても、なんとなく距離を置かれているような、ガードされているような感覚がありました。「あれ?俺、ガードされてる?」と感じたんです。ちょっと切なかったですね(笑)でも、相手の立場になって考えてみると、なんとなくわかります。

経験豊富な経営者のところには、いろいろな人が集まってきます。教えてほしい。相談に乗ってほしい。紹介してほしい。そんな人ばかり相手にしていたら、いくら時間があっても足りませんよね。では、まだ何の実績もない自分が、そんな人たちと時間を共にするにはどうすればいいのか?

私は考えました。そして、「自分が相手の役に立てばいいんだ」と思ったんです。例えば、セミナーに参加した後、頼まれてもいないのに講師の先生へメールを送りました。セミナーの感想です。どこが良かったのか。何を学んだのか。

どういう部分が印象に残ったのか。そんなフィードバックを送りました。なぜそんなことをしたのか?セミナーを開催している先生なら、参加者がどう感じたのか知りたいんじゃないかなと思ったからです。私ができることで、少しでも役に立とうと考えたんですね。

年収数億円の先生と食事をしたとき、私が考えたこと

そして、ある時。ラッキーなことに、年収数億円の先生と一緒に食事をする機会がありました。当時の私は起業1年目。まだまだお金の心配をしているような状態です。相手は年収数億円。普通に考えたら、「先生、ご馳走してください!」と思ってもおかしくないですよね(笑)

でも私は、自分の食事代を自分で払いました。確か1万5000円くらいだったと思います。当時の私にとっては、決して安い金額ではありません。でも、その食事で聞かせてもらった話には、1万5000円の何百倍もの価値があると感じていたんです。

だから、食事代くらい自分で払うのは当たり前だと思いました。そしてもう1つ。私はその先生に、「今日の時間に、ものすごい価値を感じています」ということを伝えたかったんです。単にお金を出せばいいという話ではありません。

自分がどれだけ価値を受け取っているのか、それを理解していることが伝わればいいなと思っていました。その後、その先生とは何度も一緒に食事をする機会がありました。もちろん、食事代を自分で払ったから誘ってもらえたとは限りません。

でも、相手から何かをもらうことばかり考えるのではなく、自分も何かを返そうとする。そんな姿勢は大事なんじゃないかなと今でも思っています。

相手の年収だけではなく、一緒に過ごす時間を大切にする

私はこうやって、自分よりずっと先を行く人たちと接する機会を少しずつ増やしてきました。そして、その人たちが普段どんなことを考えているのか。どんな言葉を使っているのか。問題が起きた時にどう判断するのか。どんなことにお金や時間を使っているのか。

そういうものに触れることで、自分の中の「当たり前」が少しずつ変わっていったように感じています。私はこういう経験を通じて、ミラーニューロンという考え方を自分なりに活用してきたつもりです。ただ、大切なのは相手の年収だけではありません。

一緒にいて楽しい人。前向きな人。新しいことにチャレンジしている人。人の成功を一緒に喜べる人。そんな人たちと過ごす時間も大切にしたいですよね。どんな言葉を口にするのか。どんな言葉を耳にするのか。どんな人たちと時間を過ごすのか。

それによって、自分の考え方や行動はかなり変わってくると思います。私はこれからも、エネルギーの高い人たちと一緒に、ビジネスも人生も遊びも楽しくやっていきたいと思っています。そして自分自身も、周りの人に良い影響を与えられるような人間でありたいですね。

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